サイトカイン療法サイトカイン療法
     

サイトカイン療法の副作用とは

サイトカイン 副作用

医療技術の進歩により、現在までに様々な治療法が確立されてきました。
今回はその中の、サイトカイン療法についてご紹介します。
そもそも、サイトカイン療法というものをご存知でしょうか?

一般的に、サイトカイン療法とは免疫療法の一つ。腎臓がんやC型肝炎などに効果があるとされています。また、近年ではサイトカイン療法を美容に活用するというケースも主流になりつつあります。

とはいえ、気になることの一つに「副作用」があるのではないでしょうか。
サイトカイン療法には果たして副作用のリスクが存在するのか?
ここではサイトカイン療法と副作用について詳しく解説します。

サイトカイン療法とは?

まずはサイトカイン療法がどういった治療法なのかを解説します。

サイトカインというのは神経や免疫、内分泌系といった生体内の様々な細胞が情報を伝達する上で必要となる物質です。

約1万~数百万にも及ぶたんぱく質から構成されているサイトカインは、似たような働きをするホルモンとは異なり、て局所的に働くことが特徴です。

サイトカインに分類されているものには、造血因子や成長ホルモン、インターフェロン、TNFα、EGF、ケモカインなどが挙げられ、これらが各受容体に伝達されると、細胞が増殖や分化、機能発現、細胞死などを行ったりするのです。
サイトカイン療法というのは、これらのサイトカインを活性化させることで様々な細胞を生み出す、いわば体に良い影響をもたらす治療法になります。

たとえば、サイトカインに分類されている「インターフェロン」は、ウイルスに感染してしまった際に、体内でウイルスが増殖しないようにするための因子。
細胞が伝達するイメージ

このインターフェロンをサイトカイン療法によって増加させることで、体をウイルスから守ってくれます。
すでにC型肝炎や腎臓がん、脳腫瘍、多発性骨髄腫などの治療にもインナーフェロンは用いられています。

このようにサイトカイン療法は、大きな効果が期待できる治療といえるのです。

サイトカイン療法に副作用はあるのか?

こういった治療で気になってくるのは、効果だけではなく体への副作用。

先ほど紹介したように、最近ではサイトカイン療法が医療だけでなく美容領域にも応用されるようになっています。
そのため、サイトカイン療法に副作用があるのかを知りたいという方も少なくないでしょう。

副作用の症状について、もう少し詳しくご紹介します。

サイトカイン療法に存在する副作用はゼロではない

病気の治療で使用されるインターフェロンなどのサイトカインは、一般的には発熱やインフルエンザのような症状をはじめ、食欲低下、悪心、嘔吐、脱毛などの副作用を伴う可能性があります。
しかし多くの場合は、サイトカインの使用を止めると数日後には回復するため、ご安心ください。


サイトカイン療法は、すでに数多く臨床的に実用化されているため、安全性は高いといえます。
しかしまだ実用された期間が長いとはいえないこともあり、副作用が起こる可能性は否定できません。万が一、治療後に今までと違う変化や異常を感じた場合は、医師にご相談ください。

このように、サイトカイン療法は病気の治療として高い効果を期待できますが、副作用が現れる可能性はゼロではないのです。

美容領域のサイトカイン療法に副作用はあるのか?

上記は病気に対してサイトカイン療法を行った際に考えられる副作用です。

その一方で、美容におけるサイトカイン療法でも副作用はあるのでしょうか?

実は病気と美容を目的としたサイトカイン療法ごとに、それぞれ働きかける因子が異なります。
そのため美容でのサイトカイン療法では、病気治療のような副作用を起こす可能性は低いといえるのです。
医者の安心サイン

EGF(上皮細胞成長因子)やIGF(インスリン様成長因子)、VEGF(血管内皮細胞成長因子)など、細胞の成長・増殖に関わっているものは、単純に新しい細胞の生産・代謝を促進しているだけで、免疫に働きかけるわけではありません。

そのため、美容でのサイトカイン療法では、免疫に関する副作用の心配は不要です。

美容のサイトカイン療法で用いられているもの

美容効果が期待できるサイトカイン療法では、液剤をするのですが、どのようなものなのかと不安に感じる方はいるかもしれません。

サイトカイン療法では新たに細胞を注入するわけではありません。たんぱく質で構成された因子を注入し、体内で新しい細胞をつくり出すように働きかけます。
それらは「幹細胞培養上清液」と呼ばれ、細胞を培養する際に分泌される上澄み液です。

この幹細胞培養上清液には、歯髄幹細胞・骨髄幹細胞・脂肪幹細胞・臍帯幹細胞など、主に4種類が使用されています。
これらは積極的に増殖や分化をするという性質をもつ細胞のため、美容効果が高いのです。

またもともと人間の体内に存在する細胞からつくられる上澄み液のため、安全性も高いといえます。

副作用についてはクリニックでご説明します。

クリニックで相談する様子
繰り返しになりますが、病気に対する治療は免疫細胞が関わるため、様々な副作用を引き起こす可能性があります。

しかし、美容における治療では、肌や頭皮などの細胞を促進し、新しい細胞へと生まれ変わらせるため、副作用を起こす可能性は心配ないといえるでしょう。

また、使用する液剤は「ヒト由来の幹細胞培養上清液」のため、安全性も高いといえるのです。

とはいっても、副作用に関して不安を感じている、本当に効果があるか疑問に思っているという場合には、まずクリニックでのカウンセリングをおすすめします。

美容領域でのサイトカイン療法は、将来的にメジャーな治療になる可能性が十分あります。
安全性が高い「サイトカイン療法」で、自分らしい美しい肌をつくりあげていきましょう!

ブログ記述者

松山 淳

ブログ記述者

グランプロクリニック銀座理事長 松山 淳

杏林大学医学部医学科卒業。慶應義塾大学医学部助手・医学部附属厚生女子学院(現:慶應義塾大学看護医療学部)講師、国立病院臨床研究部病理室長などを経て、米国抗老化医学研究所・クリニックにて研修。現在、日本人初の抗加齢スペシャリストとして、米国アテナクリニックインターナショナル抗老化部門部長、及び日本の複数の抗老化医療研究所、クリニックの顧問医を務める。