松山淳(Matsuyama Jun )グランプロクリニック銀座 理事長

松山 淳

PROFILE

杏林大学医学部医学科卒業。
慶應義塾大学医学部助手・医学部附属厚生女子学院(現:慶應義塾大学看護医療学部)講師、国立病院臨床研究部病理室長などを経て、米国抗老化医学研究所・クリニックにて研修。

現在、日本人初のアンチエイジングスペシャリストとして、米国アテナクリニックインターナショナル抗老化部門部長、及び日本の複数の抗老化医療研究所、クリニックの顧問医を務める。

専門分野

  • 病理学(腫瘍・循環器・皮膚・膠原病)
  • スポーツ医学
  • 抗老化医学(加齢制御医学)
  • 総合医療/再生医療(免疫細胞培養療法・臍帯血幹細胞治療・腫瘍統合医療学)

 

病気になる人を減らす医学。それがアンチエイジング。

「アンチエイジングこそ予防であり、治療である」。
そう述べるのは日本人初のアンチエイジングにおけるスペシャリストとして、米国式のアンチエイジング医療を推進する医療機関を日本に初めて設立した松山淳理事長(以下、松山淳理事長とする)。

松山淳理事長はアンチエイジング医学を、「老化の過程を慢性の炎症や代謝不全、消耗性疾患」として捉え、「病状や問題点を把握して治療を行う、又は、将来のリスクを診断して予防すること」と定義。

また、老化の多くは複雑な要因が重なって進行する。
消耗説や神経内分泌説、遺伝子支配説、フリーラジカル説、糖化説、テロメア説など、その要因は様々だ。

総合医療としてのアンチエイジング

これらが重なって進行する、いわゆる消耗・退行・代謝障害こそが老化なのである。

そのためアンチエイジング医学は一般診療だけでなく、運動生理学、栄養学、美容皮膚科学、東洋医学、代替補完医療、補助栄養学、遺伝子診断、住環境学と多種多様で、「アンチエイジング医学そのものが統合医療」と、松山淳理事長は言う。

総合医療

続けて、「加齢は防ぐことはできない」とも。

けれども老化は生涯にわたって予防することが可能である。
したがって、アンチエイジングとは生涯にわたる「積極的予防医学」とも言い換えられるのだ。

アメリカでの出会いが医学の考え方を変えた
そもそも、松山淳理事長はどうして医師を志したのだろうか。

医師になるまで

松山淳理事長の実家は江戸時代から15代続く医家。
松山医院は群馬県前橋市で日々多くの患者さんに寄り添っている。

そんな環境で育った松山淳理事長は、幼い頃から手術室で臓器のホルマリン漬けなどを見る機会も多く、医師になることにあまり抵抗はなかった。

また、多くの患者さんを見ることも頻繁にあったため、病気というものに関して自然と興味を持った。
高校卒業後は杏林大学医学部医学科に進学。病理学を専攻し、病気の理論を学んだ。

研究

その後、慶應義塾大学大学院医学研究科で病理学助手として働き始めた松山淳理事長は、あることに気づくようになる。
それは、毎週のように解剖やガンの研究に取り組むだけでは、病気を減らすことができないということ。

西洋医学は、いわば修理屋。
そうではなく予防という観点から病気と向き合い、予防医学の分野に進みたいと考えたのだ。

そして、予防医学に興味を持った松山淳理事長は、「健康でいるためにはどのような予防を行うべきなのか?」と考えた。

アンチエイジングという考え方

また、まさにそのタイミングで知ったのが、人間ドックの患者さんから聞いた『アンチエイジング』という考え方だった。

「アメリカで若返り治療を受けてきたので、元気いっぱいです」

という患者さんの声に、松山淳理事長は半信半疑だった。
そこで実際にその患者さんと一緒にアメリカへ行くことにしたのである。

フライト

場所はアメリアにカリフォルニア州パームスプリングスにある「長寿医学研究所」。
ここで松山淳理事長は、病気にかからないために身体のコンディションを整える「アンチエイジング医療」に出会うこととなった。

当時の研究所では、数日間の滞在で各種検査を行い、ホルモン療法やサプリメントなどの処方を受けるというのが主流であった。
その光景を目の当たりにした松山淳理事長は「私が追い求めていた答えはまさにこれだ」と感じたのである。

そして、それが現在の考え方に繋がっている。

様々な分野で医学の発展に貢献する
現在では多くの分野で活躍する松山淳理事長。経歴や所属学会、専門医療資格の数々は、それを物語っている。

松山淳理事長の経歴

  • 医療法人社団 松寿会理事長(松山医院院長・群馬統合医療センター長)
  • 一般社団法人 国際抗老化再生医療学会理事長
  • 一般社団法人国際統合治療協会理事長
  • 一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)理事
  • 米国アンチエイジング医学会(A4M)学術顧問
  • 欧州アンチエイジング医学会(ESAAM)学術顧問
  • MR21点滴療法研究会ボードメンバー・認定医
  • 日本臨床医学発毛協会会長
  • 日本メディカルスパ協会会長
  • 特定非営利活動法人成幸カウンセリング協会理事長
  • 群馬県教育委員会嘱託医
  • 日本オーソモレキュラー医学会理事
  • 日本臨床医学発毛協会会長
  • きらり紀尾井町プラザクリニックアンチエイジング・統合医療科部長・学術顧問
  • 再生医療等委員会委員
  • 日本赤十字医療センター登録医
  • 前橋赤十字病院登録医
  • 済生会前橋病院登録医
  • 群馬県立循環器病センター登録医
  • 群馬中央病院登録医

 

所属

海外

  • A4M米国アンチエイジング医学会(国際部学術ボードメンバー)
  • 米国美容皮膚科学会
  • ESAM欧州アンチエイジング医学会(ボードメンバー)
  • 米国長寿医学会(認定医)
  • アジア美容医学会議(学術顧問)
  • 国際オーソモレキュラー医学会

 

国内

  • 日本再生医療学会
  • 日本癌学会
  • 日本サイコオンコロジー学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本禁煙学会
  • 日本臨床内科学会
  • 日本臨床スポーツ医学会
  • 日本肥満学会
  • 日本東洋医学会
  • 日本温泉気候物理医学会
  • 日本旅行医学会
  • 日本小児皮膚科学会
  • 日本美容外科学会
  • 日本皮膚外科学会
  • 日本糖尿病協会
  • 日本性感染症学会
  • 日本エイズ学会
  • 日本心療内科学会
  • 日本性機能学会
  • 日本メンズヘルス医学会
  • 日本女性医学会
  • 日本オーソモレキュラー医学会
  • 日本臨床医学発毛協会
  • 日本メディカルスパ学会

 

専門医療資格

  • 厚生労働省死体解剖資格認定医(病理解剖)
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 日本医師会(在宅医療研修終了医)
  • 群馬県医師会(緩和ケア登録医)
  • 前橋市医師会(生涯教育委員会委員)
  • 日本体育協会(公認スポーツドクター)
  • 国際抗老化再生医療学会指導医
  • 日本温泉気候物理医学会認定専門医
  • 日本美容外科学会認定専門医
  • 日本旅行医学会認定医
  • ICD制度協議会認定感染症コントロール医(性感染症学会推薦)
  • 日本糖尿病協会登録医
  • 日本臨床医学発毛協会指導医

 

まさに数多くの研究を進めた松山淳理事長は、系統的脈管病変や後十字靭帯硬化症、強皮症を扱う厚生省特定疾患調査研究班などの研究協力者として、班会議発表や大動脈疾患、膠原病、アトピー性皮膚炎の研究をはじめ、日本癌学会総会における悪性黒色腫の発表、皮膚病理学や看護教育学、健康スポーツ医学、抗老化医療、肥満など、多岐にわたる研究論文や著述、学会発表を担当した。

国内薬剤治験・市販後調査としては、持田製薬新薬『ベセルナクリーム』の臨床第3相男性症例治験施設(群馬県内唯一)、及び萬有製薬・メルク『プロペシア』、ファイザー製薬『バイアグラ』に携わることや、バイエル製薬学術アドバイザー就任しての『レピドラ』やイーライリリー社『シアリス』『ザルティア』の研究・調査に参加している。

そして、松山淳理事長は、再生医療や先進医療分野での研究歴も豊富である。

がん統合医療分野では、高濃度ビタミンC点滴療法(フェーズ2臨床多施設共同研究)やCTC(血中循環腫瘍細胞)の学会発表、消化器癌のマイクロアレイmRNA検査に関する金沢大学との共著論文、DHEAを用いた東京大学との共同研究など

点滴

現在では、アメリカのUS BIO Tec社、オーストラリアのGENOSTIC社などと提携した特殊臨床検査をはじめ、CTC(血中循環腫瘍細胞)パネル検査、遺伝子診断の臨床応用研究、元聖マリアンナ医科大学助教授である倉持 恒雄先生による「NKT・ NK・γδT・キラーT細胞・樹状細胞 5種複合免疫療法」がん幹細胞・がん細胞を標的とした新樹状細胞獲得免疫ワクチン療法「DCアイバックCSC療法」の共同研究者・再生医療等委員会委員として、臨床部門(がん患者自己血免疫細胞培養療法の採取と移植、臨床経過観察)を担当。

その他にも、内藤メディカルクリニック免疫細胞(ANK)/WT1ペプチド真珠上ワクチン療法共同研究臨床部門(採取/移植)担当、きぼうの杜クリニックBAK療法共同研究臨床部門(採取 /移植)担当など、国内の複数の研究グループの臨床部門を受託・共同研究を行っている。

アンチエイジングで国の課題に立ち向かう

老化

松山淳理事長は自身のことを、「先進的な統合医療医」、「先進的な町医者」と呼んでいる
「すべての科目に精通する医師であることを大切にしているため、ニーズによってはどんなことにも対応します」と。

松山淳理事長は、患者さんの負担にならずに健康へと導くため、西洋医療と東洋医療のどちらにも対応し、ケースに合わせて対症療法や漢方治療、食事療法などを取り入れている。

また、松山淳理事長が診察で心がけているのは、患者さんと直接コミュニケーションをとることを大切にし、患者さんが抱える多くの不安や悩みに対して、「とりあえず、松山淳先生のところに行けば大丈夫!何とかしてくれる」と安心していただくこと、そして患者さんの満足度を上げることである。

アンチエイジングの応用治療

現在、アンチエイジングは予防を超え、応用治療にまで及んでいる。

たとえば、ガン治療

従来の外科手術と抗がん剤や放射線治療に加え、栄養療法やデトックス療法を加えた補完医療も導入する。
患者さんの状態や体質に応じて、QOL向上に貢献するものなどを組み合わせるのだ。

がん治療

今後、直接寿命を延ばすための遺伝子治療や幹細胞療法などが主体となるであろうと松山淳理事長は考える

これはすでにアメリカでは始まっており、「先進統合医療」と呼ばれている。
これまでの統合医療では、抗がん剤や放射線治療などの標準療法に補完代替医療をプラスした医療を超えることができない。

先進統合医療とアンチエイジングの未来

しかし「先進統合医療」は、標準療法で有効なものを中止することなく最先端のEBM療法を用いることなのである。
アンチエイジングは、加齢に立ち向かうことではなく、老化を予防することである」。

最先端の治療と統合医療によって、加齢で生じるマイナス面を克服することが可能になるのである。

認知症

松山淳理事長はアンチエイジングの未来について、
「アンチエイジングとは、身体を若く維持するための療法であり、外側だけでなく内側からも病気のリスクを軽減することができるもの」。

「細胞が老化すると病気になるリスクは高まるが、アンチエイジングによって細胞のバランスを維持することができれば、老化を防ぐことは可能である。そして、病気を予防することにも繋がる」
と考える。

それは松山淳理事長が小さい頃から目指していた「病気になる人を減らす」ということに繋がる。
そして、少子高齢化という大きな課題を解決する方法にもなるのだ。

松山淳理事長は、
「今後はアンチエイジングを正しく理解していただくための活動に力を入れていきたいです。また、療法も一つとは限りません。患者さんにとっての選択肢を増やし、最良の方法を見つけていくことも私の仕事だと思っています」。と力強く語っている。

メディア・著書

メディア
「グラマラス」集英社 2012年1月7日掲載
「クロワッサンプレミアム」マガジンハウス社 2012年1月20日掲載

著書

◆「死と老いへの挑戦―抗老化への最先端医療法」ポメディカルジャパン日本PSELI事業部 1999年9月 翻訳
◆「10週間であなたは若返る」社団慶友会出版部 2000年8月 翻訳
◆「アンチエイジング・バイブル」コスモス 2001年12月 監修
◆「専門医が勧めるアミノ酸―自然に若返る、身体が元気になる」コスモス 2002年7月 監修
◆「あなたの寿命予測テスト」すばる舎 2006年4月 著
◆「Medical Science Digest」ニューサイエンス社 2012年3月号P24-27共著

など、アンチエイジングに関する本を多数出版している。

出典